教育のユニクロ化

民間企業勤務経験を13年経て、小学校教諭になってもう10年近くになるんですけど、なんていうか、まあ、正直いうと、大変なんですよ。授業の準備が。

 

国語、算数、理科、社会、総合、図工、体育、道徳、学活、書写、家庭科、なんかが

あってですね、これを毎日やるわけ。できます?毎日毎日。。。

 

「優秀な教師を集める」とか県が採用試験で声高に叫んでますけど、無理だよって。

そんな優秀な奴はいないってことがわからないのかなあ。

 

例えば保険会社なんかでいうとスーパーセールスマンとかいるじゃないですか。

でも、7、8割の普通のセールスマンは2、3年で辞めていくわけです。

 

ビジネスコーナーにはカリスマセールスマンが書いた本なんかが置いてあって、

それなんかを読むと不思議と自分もできるような気になるんですけど、やっぱりできないわけです。しばらくするといつものダメな自分に戻ってしまう。

 

これは学校における教師も同じであって、すごい授業ができる先生もいれば、全然ダメな先生もいます。こういう場合、何が大事かっていうと、どんな先生でもある一定の質が保たれた授業をできることなんですよね。

 

ユニクロに行けばわかることですけど、あそこはカリスマ店員なんんていませんよね。

いや、そりゃ探せばいると思いますけど、少なくともカリスマ販売員によって成立している会社ではないわけです。すぐれた製品とその品質を維持する仕組みによってその存在を保っているわけです。

 

教育のユニクロ化こそが教育現場における授業の品質を守り、教師にゆとりと子供達とのふれあいの時間を生み出すのではないかと思うのですが、皆さんはどう思いますか?